RIN、クランチスタイル、ドライフラワーとサブスクで廃花の再利用

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RIN、クランチスタイル、ドライフラワーとサブスクで廃花の再利用

2020年02月07日

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注目の取組み

街中を彩る花。実は、店頭で販売される生花の3割から4割は廃棄されていると言われている。そのような状況を変えるべく、新興の企業が花を再利用するという真新しいサービスを展開。一輪でも多くの花が活用されるべく奮闘中だ。

RIN
農家や式場から仕入れ 
ドライフラワーで再販

クリスマスから新年にかけ、売れる花の品目が急変し、毎年大量の花が廃棄されている。そんな中で『RIN(東京都渋谷区)』の河島春佳代表が手掛けるのは、花農家や生花店の在庫を回収し、ドライフラワーに加工し、百貨店の催事コーナー等で再販する事業だ。

河島春佳 代表RIN 河島春佳代表

仕入先は花農家や生花店。花の状態に合わせて、買取り金額をその都度査定するほか、結婚式場やイベント会場から、装飾用の花やお祝い花を無償で引き取ることも。

河島氏は3年ほど前からロスフラワー事業を開始。「フラワーサイクリスト」第一人者を称する。「生花はドライフラワーにも、雑貨にも、染料にもなる。花もリユースできるものとして認知を図っていきたい」

今後、5月の第2日曜日にあたる母の日に向け、回収イベントを企画しているという。

バラやカスミソウのドライフラワーバラやカスミソウなどを乾燥させ商品化

クランチスタイル
サブスクサービスに2万人 
生花店から仕入れて届ける

『クランチスタイル(東京都品川区)』の運営する、定額制で自宅に花が届くサブスク「ブルーミーライフ」が拡大中だ。全国の生花店と提携し、毎週または隔週で会員宅のポストに花が届く。500円からという価格や、毎回異なる種類の花が届くワクワク感が受け、2万人以上の会員が登録している。

生花店で花を買う行為のハードルを、定額サービスで解消したことが拡大要因と分析する武井亮太社長は、「自宅用のインテリアとして提案し、ユーザー層の拡大を図った。インスタグラムなどのSNSが普及を後押しした」と振り返る。

武井亮太 社長クランチスタイル 武井亮太社長

生花店は約100店舗が加盟。もともと仕入れの3割を廃棄していた生花店も多く、販売店の反響は良いという。

同社はサブスクの継続率向上に注力している。まず契約者に対して育て方や飾り方を、マイページやメルマガを通じて配信。すぐに枯れてしまうなどのリスクを防止している。更に、解約抑止のため、利用者の契約期間ごとに解約フォームを用意。利用者それぞれの悩みや不満に細かく対応する。

第480号(2020/1/25発行)15面

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