ハードオフコーポレーション、20年でエコロジーが当然の時代に

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ハードオフコーポレーション、20年でエコロジーが当然の時代に

2020年02月21日

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社会で存在感高まるリユース業界

リサイクル通信」が誕生して20年の月日が経った。中古業界に長らく君臨する企業トップに、マーケットの20年の振り返りや、今後の展望を語ってもらった。

ハードオフコーポレーション

エコロジーが当たり前の時代に
夢は「リユースモール」開発

山本善政 会長ハードオフコーポレーション 山本善政会長

20周年おめでとうございます。20年前はちょうどハードオフが上場したタイミングでした。リユース業で初めての上場でした。

振り返れば、ハードオフを作る10年前くらい、80年代から、リユースの構想はありました。当時の「サウンド北越」で年1回の「大蔵出し」という下取り品のガレージセールをしていて、ものすごいお客さんが来たんです。

でも中古なんて「5K」だった。汚い、臭い、感じ悪い、カッコ悪い、危険。93年に店をハードオフに切り替えるといったとき、社員も半分やめました。メインバンクに相談に行って、これからエコロジーの時代だから、リユースのビジネスをやるんだと話したら、エコロジーってなんですか、と聞かれたんです。そんな時代でした。

ブックオフ創業者と運命の再会

ちょうどその頃、「ブックオフ」創業者の坂本さんを船井総研の小さい記事で見かけました。運命の再会をしたと思ってます。かつてパイオニアの勉強会で知り合った仲だったんです。すぐ電話で連絡をして、相模原のブックオフ1号店を訪れた。それがハードオフのイメージと一緒だったんです。翌年、新発田に1階がブックオフ、2階がハードオフの店を作った。それが1号店です。今は47都道府県にありますからね。5年くらい前に沖縄で開店して全国制覇しました。

上場会社呼びかけリユース業協会創立

あと思い出深いのは、09年創立のリユース業協会。きっかけはね、当時のリサイクル通信にも書いてあると思うけど、まずは06年のPSE問題。中古の電化製品について、経済産業省から強い指導があった。でもそれを業界のどこに持っていけばいいか、マトモな団体はないのか、という感じで、お店の数もあって上場しているハードオフに、電化製品の安全を担保するにはどうすればいいんだと問い合わせが結構あったんです。それがきっかけ。

その後、「アップガレージ」の石田社長(現会長)に、業界全体を良くするためにリユース業協会があってもいいんじゃないかと。同時に「パシフィックネット」の上田社長にも声をかけて、2人に副会長になっていただきました。

その時に、怪しげな会社は入れないようにしようと決めたんです。その時の基準として上場会社だけに呼びかけた。上場企業って社会の公器ですから。それで、上場しているリユース企業のほとんどが加入して、8社で日本リユース業協会が発足したんです。そしてみんなでリユース業界の富士山、つまり日本一を目指してきました。これからは協会全員で"リユースモール"を作りたいですね。それも日本一の。それが、私の夢です。


会社概要
本 社 新潟県新発田市
創 業 1972年
事業内容 ハードオフを中心に日・米・カンボジア等で896店(直営・FC含)運営
中古売上高 175.4億円

第481号(2020/2/10発行)12-13面

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