Main Tent、東欧絵本の古書店 催事で200冊販売

検索

Main Tent、東欧絵本の古書店 催事で200冊販売

2020年03月18日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

東欧や国内の絵本・児童書等の古書を販売する『Main Tent(東京都武蔵野市)』は二子玉川にて開催された「本屋博」に出店し200冊以上を販売した。同店は非現実的な店内空間を強みに認知を拡大しており、同催事の担当者の目にとまり今回の参加が決定した。

同店は常時4000点近くの中古絵本を揃え、商品単価は100円~1万円程度だ。これまで東京蚤の市やパルコ主催の古本市などに出店してきたが、1月31日、2月1日の本屋博では「ダントツで反響があった」(冨樫チト店主)という。

冨樫チト 店主冨樫チト店主

同店は「非現実と現実の狭間」(同氏)のような空間づくりを意識してきた。「場が華やかになる、という声をもらえ、催事に呼ばれることが増えた」と冨樫店主は説明する。

店内にはライオンのぬいぐるみやアンティーク玩具、中国の天井装飾や吉祥寺のハーモニカ横丁を描いた絵などが置かれ、統一感があまりない。また店のテントをかたどったロゴは鋭角をイメージして作成。幼児向けの柔らかいイメージから離れる意図がある。

サーカスのような雰囲気の店内サーカスのような雰囲気の店内

「ちょうどサーカスのような雰囲気にしたかった。明るいけど少しこわいような。結果的にどこにもない空間になって徐々に知名度が上がってきた」(同氏)

開催前にはお笑い芸人の又吉直樹氏がPRするなど、催事は盛り上がりを見せた。

第483号(2020/3/10発行)8面

Page top
閉じる