ITオークション、中古バイク成約相場【3月速報】

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ITオークション、中古バイク成約相場【3月速報】

2020年05月07日

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情報流通支援サービスのオークネットが運営する、全国約4,500店のバイク販売店が参加するITオークションで、成約した車両を排気量別に分けて集計

〈50㏄ 1~2万円台が主流〉
Dio(ホンダ)、トゥデイ(ホンダ)クラスは1~2万円台が主流になっており、最低ラインまで来ています。小売、輸出の低迷が影響しています。人気が根強いズーマ(ホンダ)は、玉数が多いものの評価の低い車がほとんどです。程度が良いものは5万円以上で、10万円を超えたのは1台だけでした。125ccクラスは、現行車人気が先行しています。

〈250ccクラス 相場は1桁5万円以下が主流〉
250ccクラスビッグスクータークラスは、フォルツア(ホンダ)、マジェスティ(ヤマハ)の玉数が多くマグザム(ヤマハ)とスカイウェイブ(スズキ)は非常に少なくなりました。相場は一桁5万円以下が主流です。程度良いものが10万20万円を付けるケースもありました。一番人気CBR250(MC51)(ホンダ)は50万円台前半が中心で、まだまだ玉数が少ないのが現状です。この辺りは、新型コロナの影響もありません。

〈400cc以上クラス 旧車ブームでカワサキ人気続く〉
400cc以上クラス銘柄別の成約台数ではホンダとヤマハが多いですが、存在感の大きいのはカワサキ車です。やはり旧車ブームが強まっており、カワサキの400ccスポーツ車の強い相場が目立ちます。ゼファー400(カワサキ)は20~30万円台が中心、ZRX400(カワサキ)は10万円台から40万円台まで幅広くなっています。相場が下がる気配はなく、カワサキ人気はまだまだ続きそうです。

〈401ccクラス 希少な高年式車、10年落ちでも50万円以上〉
401ccクラス1,000ccスーパースポーツクラスは、高年式車は玉数が極めて少なく、今後とも多くなる可能性は少ないとみられます。そのため10年落ちのCBR(ホンダ)やYZR-R1(ヤマハ)でも50万円以上が中心です。一方、ダエグ(カワサキ)のファイナルモデルは全車100万円超えという人気ぶりで全く下がる気配がありません。


同ランキングは毎週木曜に開催される中古バイクオークション「アイ・モト・オーク」で3月中に成約されたバイクが対象

第486号(2020/4/25発行)17面

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