ブランディアが買取店オープン

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ブランディアが買取店オープン

2020年06月10日

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宅配集めにくい高単価品狙う

宅配買取大手のブランディア(運営:デファクトスタンダード・東京都大田区)は6月8日、東京・恵比寿に同社初となるブランド買取専門店をオープンした。宅配では集めにくかった高単価商品の買取につなげるのが狙い。競争の激しい実店舗の買取でどんな成果が出るか注目を集めそうだ。

東京・恵比寿にオープンしたブランディアの買取専門店東京・恵比寿にオープンしたブランディアの買取専門店

買取専門店の狙いは、時計やブランドバッグなど、高単価商品の買取だ。「宅配買取ではアパレルが7割。数十万〜数百万円の品物をダンボールに詰めるのは不安という声があった」(広報菅原亜美氏)ことから、リアル店で対面取引を行い、その場で現金化するという安心感を訴求。これまで接点がなかった新規層の開拓を目指す。

プロモーションは従来のテレビCMなどマス向けの宣伝に加え、恵比寿周辺へのポスティングやSEOなど、ターゲットを絞った告知をする予定だ。

買取専門店の店内は環境に配慮し、卵の殻を再利用した「エッグペイント」のほか、取り壊した空き家の古木をカウンターに利用。また店舗ロゴは、サービス名を認識しやすいように、カタカナ表記とした。

店頭では、同社の運営するEC「ブランディアオークション」の商品を取り寄せ、試着ができるブースも用意。かつて同社の行っていた試着サービスのシステムを流用し、来月までに開始する。

今後も宅配買取が主力チャネルだが、店舗展開も進めていく予定。1年をかけて複数の店舗を展開し、テストマーケティングを行う。既に新宿で2店舗目を企画しており、空中店となる予定だ。また、スタッフによるビデオ査定も今月中にスタートする。

第489号(2020/6/10発行)1面

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