沖縄で47都道府県制覇。200店達成―タックルベリー 藤本伸也社長

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「インタビュー」

沖縄で47都道府県制覇。200店達成―タックルベリー 藤本伸也社長

2014年02月27日

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中古釣具チェーンのタックルベリー(神奈川県藤沢市)が4月でついに47都道府県全国出店を果たす。沖縄への出店で同時に200店舗達成も遂げる格好だ。PBに注力し、釣り具に特化したECモールを構築。アジアにも店舗網拡大の布石を打ち、成長を推進している。藤本社長に今後の戦略を聞いた。

ECモールは出来高1億円超え オークション機能も追加予定

――タックルベリーの店舗が続々と増えていますね。今何店舗ですか。

直営87店、FC111店で合計198店舗です。4月に沖縄に初出店する計画で、これで200店達成の予定です。

――ついに47都道府県制覇ですね。200店とあわせておめでとうございます。もう出店する空白が無くなってきたんじゃないですか。

250〜300店の間が出店のマックスだと推計しています。ここを出店していきながら、今はネットも強化しているところです。

――自社EC『ベリーネット』を運営されていますね。確かチェーン店の全商品を登録する仕組みだったと記憶しています。

はい、現在チェーン店から常時6万点以上が出品されており、中古釣具で日本最大級です。月間1億円を超える出来高となっています。今は中古のみを販売していますが、夏ごろまでに新品販売もスタートする予定です。

――プライベートブランドの新品を販売するんですか。

PBだけでなく、あらゆるメーカーのあらゆる商品を買えるようにしますよ。新品は中古よりも単価が高いですから、売り上げでみると相当いくかもしれませんね。

――2年前ごろに取材した時は、ネットの売り上げは構成比10%程度とおっしゃってましたが。

もっといくでしょう。でもどれくらいいくかはまだ未知数です。新品販売をスタートした後には、「ベリーオークション」というネットオークションも始める予定です。ベリーネットは売価を固定していますが、希少価値の高い商品を競り上がりのオークションに出せるようにします。レアな商品を高く売ることで、従来より粗利益を上げることができるようになります。最終的にはタックルベリー加盟店だけでなく、一般ユーザーも出品できるようにしたいと思っています。

――釣り具に特化した一大ECサイトになりそうですね。

会社概要
株式会社タックルベリー
設立:平成12年4月
資本金:3億2,970万円
本社所在:神奈川県藤沢市南藤沢16-16FDIビル
売上高:平成25年7月期 67億5,578万円
社長プロフィール
1964年、大阪市生まれ。
1988年「コーケン」を創業(現FDI)。
1990年には広告代理店「イズム」を設立。
2000年4月、@タックルベリーの前身である「スポーツ天国」を設立、買取販売実績№1の総合釣具店@タックルベリーを展開。現在、業態の違う7社からなる「FDIグループ」の代表取締役兼CEO。

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338号(2014/02/25発行)6面

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