「海外の2次流通」Vol.31、「東南アジアのアマゾン」と呼ばれるECサイト

検索

「海外の2次流通」

「海外の2次流通」Vol.31、「東南アジアのアマゾン」と呼ばれるECサイト

2020年12月13日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

海外の2次流通 Vol.31

「東南アジアのアマゾン」と呼ばれる
アリババ傘下のECショッピングサイト

LAZADA(ラザダ)

LAZADAタイのホームページ。タイではシェアNo.1のECプラットフォームだ

ドイツ企業がシンガポールを拠点にスタート強みは中国製品を中心とした価格の安さ

「東南アジアのAmazon」と呼ばれるLAZADA(ラザダ)はタイ、フィリピン、マレーシア、シンガポール、インドネシア、ベトナムの6カ国で展開している。タイではNo.1のECプラットフォームだ。LAZADAは2012年3月にドイツのインキュベーター、ロケット・インターネットがシンガポールに拠点を置いてスタートした。2016年4月に中国のアリババグループが10億ドル(約1,080億円)で買収、人口5億6,000万人の東南アジアマーケットに強固な基盤を築いた。既にAppleやSAMSUNG、CONVERSE、New Balanceなどの大手メーカーに加え、ローカルの大手企業も出店しており、2030年に3億人のカスタマーにサービスを提供することを目指して成長を続けているという。

銀行口座やクレジットカードの普及率が低い東南アジアの実情に合った支払い方法を提供

LAZADAの特徴は2つある。1つはMade in Chinaの商品が大量に出品されているため、全体的に価格が安いことだ。例えば、フィリピンのLAZADAを見ると、中国系のROMOSSという中国系企業が販売している定価499フィリピンペソ(約1073円)のマイクロUSBケーブルは92%引きの38フィリピンペソ(約82円)だ。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第501号(2020/12/10発行)10面

Page top
閉じる