中古レコードの世界、レコードはなぜ復活したか?

検索

「中古レコードの世界」

中古レコードの世界、レコードはなぜ復活したか?

2021年06月01日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

レコードはなぜ復活したか?

LPレコードはCDの出現と共に、1990年頃から徐々に街から姿を消して行きました。

1994年にレコード店を始める際には、先輩に「こんな斜陽産業に飛び込むなんて馬鹿げてる!」と怒られましたが、それを無視して開業しました。2000年頃まではDJブームもあり何とか糊口を凌いでおりましたが、その後本格的に不遇の時代を迎え、先輩の助言が身に沁みてわかりました(笑)。2015年頃に「シティポップ」の復活と共にアナログレコード自体が復活、世界で同時多発的にブームが始まり、現在に至っています。

ジャケット「可愛い!」10-20代女性が購入

英国レコード産業協会による2016年のレポートでは、レコードの販売枚数が1988年の水準を超えたとの記事があり、特に欧州と北米でブームが先行し、少し遅れて日本に渡ってきた印象があります。日本もコロナの影響で2020年は若干減っていますが、国内の生産枚数は2019年に120万枚を突破しています。

オーディオレコード アナログディスク生産実績

一旦廃れたかのように見えるレコードは、なぜ日本だけでなく世界的に復活したのでしょうか?

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第512号(2021/5/25発行)13面

Page top
閉じる