今回ご紹介する事例は余命半年と宣告された40代のシングルマザーの生前整理です。10代の息子を残して4ヵ月後に亡くなりましたが、事前準備と豊かな人間関係に支えられ、心安らかに旅立つことが出来ました。
女性の視点で家族の気持ちに寄りそう遺品整理を提供して
余命半年のシングルマザーが
息子の為に残した見守り支援
生前整理は高齢者がするものというイメージが強いが、なかには人生の半ばで生前整理が必要になる人もいる。「片付け&お掃除伝導師&クリアリングセラピスト」として、3万件以上の片付けやハウスクリーニング、生前・遺品整理などを手がけてきたワーカーズ&ブレーンズ(神奈川県横浜市)の中山ゆうみ代表が「最も印象に残っている」と語るのは、7年前に40代の女性から依頼された生前整理だった。
女性はシングルマザーで10代の息子がいたが、医師から余命半年と宣告された。そこで息子の為に終活しようと考え、看取りケア・葬儀プロデューサーのM氏に相談、そのM氏を介してワーカーズ&ブレーンズに話が持ち込まれたのだ。
同社の片付けが紹介されている勝間和代氏の著書(左)、中山氏の著書『部屋と心が片付く人生のタイムテーブル』(右)
第530号(2022/2/25発行)23面