ハレマルブックス、育児と両立 移動古本店で地域振興
2022年03月02日
古書を扱うユニークな取組みを紹介します。
移動式の古絵本店、ハレマルブックスは幼稚園児を育てる女性が運営している。開業資金をさほどかけずに、マイペースで事業を営める点が移動古絵本店の良さだという。さまざまな催事に出店して地域の盛り上げに貢献中だ。
ハレマルブックス（千葉県習志野市）
自転車で地域を駆け巡る
「店を構えるハードルの高さを思うと、在庫を持つだけの移動古本店は始めやすかった。海外のやり方を参考にした」と石田淳美店主は説明する。石田氏によると、海外ではロバやラクダや象や船などで移動しながら本を販売する店が多数あり、着想を得た。昨年6月には催事での販売を始め、自転車を移動手段の中心に据えて地域を巡っている。
第530号(2022/2/25発行)18面
