ファッションサブスクサービスのairClosetが上場へ
ファッションアイテムの月額制レンタル(サブスクリプション)サービス「airCloset」を運営するエアークローゼット(東京都港区)は、東京証券取引所グロース市場への新規上場が承認された。上場予定日は7月29日。73万3000株を公募し、13万6700株を売り出す。オーバーアロットメントによる売出しは13万400株。主幹事はみずほ証券。
同社の設立は2014年7月。300以上のブランドと取引きし、調達した新品のレディース衣料を月額6800円(税抜)~の価格で、月1回・3着~貸し出している。利用者は30~40代の働く女性が中心。利用者はサイズや用途などを登録し、スタイリストが個々の利用者に合ったスタイリングを提案するサービスを特長とする。2022年3月末時点で月額会員3万2297人、無料会員70万人が登録している。月額の利用料と、レンタル品が利用者により買い取られた場合の販売売上などにより収益をあげていた。21年6月期の会社売上高は28億8705万7000円。
中期的な会社の経営戦略には、①女性への認知拡大による成長、②事業領域の拡大、③アジア展開、を掲げている。メンズ領域やシニア・キッズ領域などのセグメント拡大や、現行のレディース領域を含め取扱う商材のラインナップの追加を行う。
最近では、レンタルされて返却された商品のうち、トレンドダウンのものなどを「エコセール」というサービスで販売するリユースの取り組みも行っていた。
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