古書ドリス、Twitterでブランディング

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「Twitter大研究」

古書ドリス、Twitterでブランディング

2016年04月25日

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幻想やアート系の商品を揃える、古書ドリス(東京都江東区)。3年前から本格的に始めたTwitterのフォロワー数は、およそ8000。投稿する幻想的な写真や、独特の書評に惹かれるお客が後を絶たない。

写真・文で幻想的に魅せる

Twitter運営の狙いは「店のイメージづくり」。『幻想系古本屋』を謳う同店の特徴を日々つぶやいている。

古書ドリスでは、幻想・アート系の古本を3000~4000点取り扱っている。「20代後半~30代の女性客層が目立つ」(喜多店主)ためSNSの利用率が高いと見て、Twitterを開始した。

今ではフォロワー数約8000にのぼる人気アカウントになった。フォロワー数を増やすために当初は、「マメにフォロー返しをしたり、扱う書名を呟いているユーザーをフォローしたりしていました」(同氏)。しかしフォロワー数が1000を超えたあたりから、自然と増えていくようになったと言う。

古書ドリスにとってTwitterは、「イメージづけ、ブランディング的な役割」だ。「当店は『幻想系古本屋』と謳い、他の古書店と差別化しています。そのため当店の幻想的な部分を写真や文章でピックアップし呟き、イメージづくりを補完しています」(同氏)。

価値観の共有されているフォロワーがいることで、売りにくい商品が売れることもある。古物市場で一目ぼれし、仕入れた帽子。古書店で帽子は売りにくいと思ったが、思いついたのがTwitterだ。さっそく商品写真と値段を呟いたところ、「数時間で反応があり、1日で売れてしまいました」(同氏)

(1) 写真を必ずつける

つぶやきには必ず写真を添付する。「写真があることで目に留まりやすく、反応も良くなります」。

添付する写真は、オススメの本の表紙や内容の一部、新しくしたコーナーの一角など。反応が良いのはドクロなどの刺激的な写真。1000リツイートを記録した投稿もあると言う。しかし好みが分かれるため、「乱発しすぎないように、気を付けています」。

また「商品1点をアップにするのではなく、他の商品や店全体を背景として映り込ませることで、魅力的な雰囲気を演出しています」。

店の雰囲気が伝わる 写真店の雰囲気が伝わる写真。アプリで色彩や暗さを変え加工するのがコツ

古書ドリス 喜多義治店主第三者に言わせることで熱量が伝わる

古書ドリス 喜多義治店主

あえて大切なことは言葉にしないのがコツです。例えば希少なアイテムが入荷した時も、『レアです』、『今買わないと後悔しますよ』なんて商売っ気のある言葉は控えます。私はそんなとき言葉は入力せず、その商品写真だけをアップしたりするんです。

そうするとフォロワーさんが『これは珍しい!』とか、『もう手に入らない』とか反応してつぶやいてくれる。我々が言葉にするよりも、第三者がつぶやくほうが信憑性や熱量が伝わるんです。

ですので、欲しい言葉を「どうフォロワーにつぶやかせるか」ということを考えています。喜多義治店主

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390号(2016/04/25発行)9面

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