ヴィンテージ時計専門店「FIRE KIDS」中野に2号店、訪日客がセイコーに注目

ヴィンテージ時計専門店「FIRE KIDS」を運営するファイアーキッズ（神奈川県横浜市）は3月、中野ブロードウェイに2号店を出店した。同社が扱う腕時計は、100年前のものから、最新でも20年前のヴィンテージに特化している。中野店では国産メーカーを充実させ、インバウンド客の来店を増やしてきた。

ヴィンテージ時計専門店とわかりやすい内装に

時計好きユーザーの集客に

中野店では約300点の商材を揃え、そのうち約3割を国産メーカーが占めている。外国人に特に人気の商品は、セイコーだ。ブランド力がありながらも海外で手に入りづらい、1960～70年代独特のシンプルなデザイン性が注目されている。10万～20万円台の商品もあり、手が届きやすいという。入口に一番近いエリアに、セイコーエリアを設けた。中野店に訪れる顧客の約2割は、外国人が占めている。

中野ブロードウェイは腕時計店が多く激戦区だが、海外メーカーの高級腕時計をメインとした店舗が多いという。ヴィンテージ専門店と銘打ち国産メーカーも取り扱うことで、差別化を図る。16.5平米の店舗ではレトロな空間を演出するため、クラシックな雰囲気が漂う什器を採用したほか、ミニチュアスポーツカーや黒電話も飾っている。

訪日客には、特にセイコーが人気だ

第562号(2023/06/25発行)7面