シリアル番号のないブランド品、RFIDタグ導入で買取に影響は?

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シリアル番号のないブランド品、RFIDタグ導入で買取に影響は?

2023年09月09日

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ルイ・ヴィトンなど、シリアルナンバーのない最新ブランド品の出回りがリユース市場でも増えている。代わりに導入されているのがRFID(※)タグだが、正規店でないとタグから確かな情報を読み取れないとされ、リユース店にとっては真贋鑑定の材料にならない。買取りや相場に影響は出ているのか?

Myblex あらゆるブランド品からシリアルナンバーがなくなっているようだあらゆるブランド品からシリアルナンバーがなくなっているようだ

ヴィトンの財布の内部をこじ開けると、米粒サイズほどの金属チップが―。埼玉でリユース事業を営む社長は、同業者仲間と費用を捻出し、ヴィトンの新品財布を購入してRFIDタグが導入されているか実際に確認したという。

同社が展開する買取店にも、シリアルナンバーのないヴィトン製品が買い取りに寄せられたことがある。タグの有無を確認できる非公式のアプリを入れたスマホを製品にかざしてみたところ、解読はできないものの文字の羅列が表示されているのが確認できた。

これによりタグの存在は確認できたものの、素材の質感なども見て総合的に判断。本来シリアルからわかる製造年がシリアルがないことで確認できないため、お客に購入時期を尋ねた。結果的に、シリアルのない製品の出回り開始時期と一致したことから買取りに至った。

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第567号(2023/09/10発行)15面

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