ラフジュ工房、依頼人の「残したい」気持ち汲み取り 目利きの力で価値ある物を掘り起こす

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「バイヤー道」

ラフジュ工房、依頼人の「残したい」気持ち汲み取り 目利きの力で価値ある物を掘り起こす

2024年06月12日

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バイヤー道

岩間幸夫専務はヨーロッパ・日本のアンティーク家具や北欧ヴィンテージ家具をメインに取り扱うラフジュ工房の買取鑑定士だ。家具をはじめ、絵画、洋食器、腕時計などあらゆる物を買取対象としており、買取件数は20年間で約3万件に及ぶ。「価値あるものは1点でも多く残す」をスタンスに買取りを行っている。

ラフジュ工房 岩間幸夫専務ラフジュ工房
岩間幸夫専務

略歴

20年前は会社員だったが、弟の岩間守社長に誘われて、右も左も分からず古物の世界に飛び込んだ。年間300件以上の買取りを行い、日々膨大な量のアンティークや骨董を査定。総買取数は100万点を超えた。アンティークの和箪笥をはじめ、あらゆるジャンルの目利きに定評があり、全国にリピーターがいる。

アンティーク家具と骨董・古美術品をメインに扱うラフジュ工房の買取鑑定士・岩間幸夫専務は、年間約300件以上の買取りを行っている。依頼を受けて旧家の蔵の中に入ることも多い。長年放置されていた蔵は、狸が巣を作っていたり、引き出しを開けたらヤモリが飛び出してきたりしたこともある。

家具の不具合は
修理工房で対応

「大変は大変なんですが、それ以上によそで使ってくれる人がいるなら、できる限りその縁をつなぎたいという気持ちが強い。家具の場合、当社には200坪のアンティーク修復工房があるので、金具に欠品がある、ガラスが割れている、可動部分に不具合があるといった状態の悪い物でも買い取れます。お客様がゴミだと思って捨てた物の中に欲しい物があったりするので、片付けずにいてもらった方がありがたいですね」と岩間専務。

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第585号(2024/06/10発行)31面

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