西荻窪駅の商店街の中にある総合リサイクルショップ「NEWS西荻店」。家具や雑貨などと古着をミックスしたセンスのよいディスプレイが評判で、ファッション感度の高い大人の女性から、良質な古着やバッグ、アクセサリーが買える店として高い支持を得ている。
家具や食器、玩具、照明器具などをセンスよくミックスさせている同店のディスプレイ。店内の要所要所にこうしたポイントとなるコーナーをつくっている
「ディスプレイをどう構成するかは、数字を見て判断しています」。
そう話すのはNEWS西荻店の店長代理の三木知親さんだ。三木さんは毎日カテゴリ別の売上額をチェックし、売れそうだと思ったものは即お客の目に留まりやすい場所に移動。日々チェック&トライを繰り返している。
例えば、以前はメンズの古着を店内中央に置いていたが、元々女性客が多くレディス商品の売れ行きがいいことから、レディス売場をそちらに移して拡大。休日には女性客で店内がいっぱいになることもあると言う。買取りも好調で、古着だけで月400件もの持ち込みがある。
今力を入れているのは古着、家具、雑貨などをミックスさせたディスプレイだ。これまではカテゴリに分けて陳列していたが、組み合わせて展示することで、「家具の使い方や洋服のコーディネートなどのイメージが湧くようにしたい」と三木さんは話す。
ソファやテーブルなどと洋服を組み合わせて陳列。ソファ周りは座り心地を試してもらえるようにゆったりとしたスペースを確保。販売しているポスターも雰囲気づくりに一役かっている
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店長代理 三木知親さん
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古着の9割はレディス。落ち着いたデザインで、大人の女性が好むものが並ぶ
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系列の他店ではほとんど売れないというアクセサリーも、おしゃれな女性客が多い西荻店ではよく売れる
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またショーケースの中にはスポットライトを置き、商品を印象的に浮き立たせるような演出もしている
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以前は並べるだけだったが、リードスティックを差して香りがわかるようにしたところ、よく売れるようになった
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バッグやランプ、リードディフューザー(アロマ)などを雰囲気よくディスプレイ
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洋食器も数多く販売。陳列している什器の多くも販売している
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店内の奥には洗濯機やテレビなどの家電コーナーがある
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メンズのコーナー。こちらもスーツ、靴、バッグなどを組み合わせて、実際に着用した時のイメージが湧くように提案している
オープン | 2014年5月7日 |
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取扱い商品 | 古着(レディスメイン)7割、ファッション小物1割、食器などの雑貨1割、家具・家電1割 |
客層 | 男:女=3:7(30歳以上がメイン) |
スタッフ数 | 5名(常駐2名) |
備考 | ◎売り場面積/約115㎡ ◎客単価/3200円 ◎月間売上/約500万円 ◎月間買取件数/約400件 ◎運営するWELLはWELL井草店、NEWS西荻店・荻窪店・烏山店・世田谷店の5店舗展開している。系列店は全17店 |
403号(2016/11/10発行)11面