トレジャー・ファクトリー(東京都千代田区)の2025年2月期の売上高は前年比22.5%増の422億円、営業利益も前年比20.5%増の40億円と業績が好調だ。アプリ会員200万人超という強固な顧客基盤と、年間50人もの店長を育てる人材育成力が成長を牽引している。創業30周年を迎えた野坂英吾社長は今後について、「海外にはマーケットが無尽蔵にある」と言い、日本のリユースをグローバルスタンダードにしたいと語る。
22.5%増収の背景に200万人超顧客基盤
リユースといえば日本が
グローバルスタンダードへ
トレジャー・ファクトリー
野坂 英吾社長
──業績好調の要因を教えてください。
野坂 外部要因として、物価高の中でリユースの販売価格も上がり、それに伴い買取りでよりお支払いできるようになったことがあります。買取りがしやすい環境でした。
内部要因としては、事業が広がり知名度が上がってきていること。それに関連して、顧客基盤が整ってきたことがあります。会員アプリでクーポンを配布したりキャンペーンを告知したり、リーチできる人数もだいぶ増えてきました。
第612号(2025/07/25発行)13面