
古着卸業者として約20年の実績を誇るのがBy uss(バイ アス/東京都目黒区)だ。年4回のペースで渡米し、オーナー自らがアメリカ各地を巡って1点ずつ"ピック買付け"を行う。ハイブランドやヴィンテージ品の取り扱いもあるが、同社の真骨頂はデザイン古着と呼ばれる個性派のアメリカ古着。小売店での販売シーンを細かく想定し、「店頭で喜ばれる商品」を買付け段階から厳選している。
デザイン古着が強み 米国現地での"ピック買付け"が中心
倉庫には2000~3000着を常備
By ussは東京・大阪の2拠点に事務所を構え、常時2000〜3000着の在庫を保有。仕入れの約95%を米国現地で行い、残りは国内でデザイナーズブランドなどを確保している。主な取引先は、1〜2店舗規模の古着小売店。卸単価はメンズで1着あたり3000 円〜、レディースで2500円〜、アウターは4000円〜が目安だ。レディース古着は全体の2〜3割を占める。
第620号(2025/11/25発行)7面


