
人件費や物流費、光熱費などのコスト増が続くなか、リユース業界では「粗利率の安定化」が経営課題として浮上している。販売価格を大きく引き上げることは難しく、店舗経営者やバイヤーは「仕入れの段階でどれだけ利益を残せるか」を常に意識せざるを得ない。ただし、現場での実感としては、粗利率の高さだけを基準にしても正しい判断にはつながらない。重要なのは粗利率・回転率・資金効率・工数効率・在庫効率を組み合わせて総合的に見ることだ。
粗利50%でも危ない?
回転率・工数効率なども見て
自社データに見る
ブランド別の特徴

以下は、当社での2024年1年間の販売履歴から見えた傾向である。
・モンクレール
ダウンは原価率70%以上を支払わなければ仕入れが難しい商品が多い。それでも販売価格が高く、粗利額は大きい。特に12月以降に仕入れた場合は販売期間10日未満で即売れする例が多く、資金効率は極めて高い。ただし真贋の工数は重く、写真撮影や状態説明にも一定の時間を要する。
第623号(2026/01/10発行)18面


