グローバルトレード、マルベニ質店を買収

検索

グローバルトレード、マルベニ質店を買収

2017年12月25日

  • Google+
  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

業界再編備えM&A加速

ブランド品の買取販売や質預かり等を手掛けるグローバルトレード(以下、GT:東京都港区)が12月1日、大阪のマルベニ質店等を買収した。同社のM&Aは昨年末に行った神奈川の質店コレクションシバに続き2社目となる。

握手を交わすマルベニ質店の勝田守文社長(左)とグローバルトレードの牟田成会長握手を交わすマルベニ質店の勝田守文社長(左)とグローバルトレードの牟田成会長

買収額は9億円

買収したのは大阪のマルベニ質店他関連会社2社。中核企業のマルベニ質店は、昭和28年の創業で売上高は約12億円(3社合計)。マルベニ質店の代表を務める勝田守文氏は、「中古ブランド市場の将来を考えると単独でやっていくことは難しい。GTの傘下に入ることで生き残りを図る」と売却した理由を話す。

買収額は約9億円でGTが全株式を取得し完全子会社化。買収後も屋号は現状のままで営業を継続、勝田守文氏も取締役社長として留任し、従業員13名もそのまま引き継ぐ。

昨年末にGTが買収した質店コレクションシバと同様にシステム導入や商品供給などを受けることで改善を図って行く。既にコレクションシバでは、売上高、利益率共に改善。従業員の給与等も上昇させたことから離職者も出ていないと言う。こうした実績も売却を後押ししたようだ。

GTの牟田成会長は、「マルベニ質店さんは、大阪なんばの好立地にお店を構え、質預かりが2億6000万円あるのは魅力でした。これだけの預かりがあるお店は全国でもなかなかない。創業70年という歴史と信用のある企業だからこそでしょう」と話す。

GTは、M&Aを含めた事業規模拡大を図ることで、業界再編に備える。質店では事業承継の問題や将来不安を抱える経営者も多い。ただ、質預かりは継続的な顧客がおり、廃業の際は近隣の同業者に質蔵を無償譲渡するのが一般的と言う。歴史ある看板を残しながら事業を継続する手段として、売却という道を選ぶ質店が増えそうだ。

記事の全文は新聞購読から
新聞購読ならすべての記事が読める!

430号(2017/12/25発行)1面

Page top