アメリカ人はメルカリを知らない!?
初めまして!現在日本から一番近いアメリカ本土「シアトル」の大学に留学中の柿崎麻菜香です。あの、缶コーヒーに書かれたマウントレーニアやイチローが在籍しているシアトル・マリナーズ、他にもマイクロソフト、アマゾン、ボーイング本社が詰まったエリアです!ジャーナリズムを専攻しながら、自分が作りたいウェブメディアを模索中。
日本人留学生が知名度を調査してみた
みなさんフリマアプリ「メルカリ」って知ってますよね。
今や全国的に有名になり、若者や、主婦でさえもハマっていると言われているほど。
2014年にメルカリがサービスを開始してから約4年、圧倒的なスピードと数字で他のフリマアプリに差をつけてきました。
実は同年には、アメリカでもローンチし、あっという間に海外進出を果たしているんです。
アメリカでは3年で3,000万ダウンロードを突破!とメルカリホームページに書いてあるのですが、現在私が住んでいるアメリカ内でメルカリを利用している人はあまりいない気がするんです。
今回はそんな、アメリカのリアルなメルカリ事情をお伝えします。
本当にアメリカに進出してるの!?
「アメリカでメルカリ利用者を見た事がなければ、耳にしたことがないな」と思ったのですが、でも実は使っている人はけっこういるのかも?そんな疑問に基づき、独自のアンケートを行いました。
アンケート方法は、アメリカに住んでいる50人を対象に「メルカリ」についていくつか質問しました。
作成したアンケートを自分のフェイスブックページに投稿し、アメリカの学生の拡散協力や大学内のコミュニティーサイトを利用し集計を取りました。
図形まず、メルカリというフリマアプリがどのくらい認知されているのか調査。
「あなたはメルカリを知っていますか?」という質問に対し、41人が「いいえ」、6人が「はい」、3人が「知ってるかも」と言う結果でした。
次に「今までメルカリをダウンロードした事がありますか」と言う質問には。45人が「いいえ」、4人が「はい」、1人が「多分」とほとんどの人がメルカリをダウンロードした事がないという意外な事実が浮かび上がりました。
このアンケートで初めて「メルカリ」というアプリを知ったという人が多かったのですが、一方でメルカリではない、他のツールが人気である事が分かってきたんです。
この事実にちなんだ、面白い体験をした事を思い出しました。アメリカの教科書はとても高く、1冊1万円以上は当たり前。
なので、学期始まりや終わりに、教授が「教科書をここのサイトで売ったり、中古が買えたりするよ〜」と紹介してくれました。
そこではメルカリではない有名、でも意外なツールを覚えました。
フェイスブックで中古車が買える!
アメリカに住む人は、何を使って中古品を売ったり買ったりしているのんでしょうか?
アンケートの結果、フェイスブックが圧倒的な割合を占めていたんです。
「フェイスブックで物の売り買い?」と思う方も多いと思います。
日本では見かけない使い方ですよね?
日本に比べ、アメリカではフェイスブックの利用率が高く、フェイスブックの機能をフル活用している人たちが大半!
フェイスブック内では、誰でもコミュニティーサイトを開設する事ができ、その中には、物の売り買い専用の掲示板のようなものがあります。
この機能は、フェイスブックユーザーであれば誰でも利用が可能。
そんな地元の掲示板には、日用品、車、ベビーグッズ、家具、中には自身の技術を売る人もいるんです。
例えば、ヘアーカットを45
私が住んでいるエリアや通っている大学にも物の売り買いコミュニティーサイトがあって、約5,000人が登録しています。
初の出品、10分で売れた!
私が引っ越した際に、フェイスブック上に売りに出した、25$のデスク。
投稿して5分程で10件以上のメッセージが来たのを覚えています。
初めにメッセージを送ってくれた人に譲る事を決め、次の日に買い手が私の家まで車で取りにきました。
二人でデスクを運び、買い手から$25現金で貰い、取引完了!
また、フェイスブック上のいくつかの売り買いコミュニティーサイトにアイテムを同時出品ができる便利機能を搭載。
他のフリマアプリにはない、ユーザーが求めている事を、フェイスブックでは既に取り入れられてたんですね。
ご近所売り買いに特化したオファーアップ
フェイスブックの次に使用率が多かったのが、去年から利用人数が激的に上がっている「Offer Up(オファーアップ)」です。
このサービスの特徴は、近所での物の売り買いに特化しています。
私が住んでいる地区の郵便番号を入力すると、近隣の住民が売り出しているアイテムがズラッと出てきます。