ブランドピース エルメス在庫8倍 高額帯に品揃えシフト

検索

ブランドピース エルメス在庫8倍 高額帯に品揃えシフト

2018年04月28日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

ブランドピース
エルメス在庫8倍 高額帯に品揃えシフト


ブランド買取り・販売店ブランドピースを8店舗展開する日創(大阪市北区)は、エルメスの在庫量を4年前と比較し7~8倍まで拡大した。同社のブランド品売上高の内4割を占めるまでになっている。エルメスの扱いを強化することで、専門性をアピールすることが狙いだ。

同社はかつて低価格帯から中価格帯をメインに扱っていたが、2014年頃から100万円以上の高価格帯に注力している。きっかけはフリマアプリ等の台頭。「数千円~数万円レベルの商材だと、低価格競争になるのは必至。生き残り戦略としてC2Cで扱いづらい高価格の商材にシフトした」(津田店長)。エルメスには「流行り廃りの無い安定したブランド」(津田店長)という点から注目。

ブランドの扱いに即した鑑定眼や接客技術を磨くため、社内外の研修を定期的に実施。また買取り価格等を社内報で共有し、会社全体で情報の蓄積を図る。

口コミでの来店も増え、「昨年くらいから弊社がエルメスに力を入れていることが認知されてきた実感がある」(津田店長)。今後の展開として、ショッピング客や観光客のインバウンドを狙える新宿や銀座への出店を狙う。

5A-2.JPG

▲池袋店店長 津田康佑氏

第438号(2018/04/25発行)5面

Page top
閉じる