《全国ダーツの旅☆愛知県》日本語話せぬブラジル人家族がお礼にと使った音声翻訳機能

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《全国ダーツの旅☆愛知県》日本語話せぬブラジル人家族がお礼にと使った音声翻訳機能

2018年10月23日

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リサイクル通信 全国ダーツの旅

~愛知県 編~

ダーツの矢がささったエリアのリサイクルショップに取材するコーナー

生活再良品館

17-p4.png▲ニーズの高い家電家具コーナー

日本語話せぬブラジル人家族が
お礼にと使った音声翻訳機能

中部リユースが運営する生活再良品館(愛知県岡崎市)には近隣の工場で働く外国人が数多く訪れる。最近、同店にブラジル人の家族と友人が6名で来店した。


来日したばかりで、家具家電などの生活用品が一式欲しいということだったが、日本語がほとんど話せない。購入するだけなら、商品を指差して「これ、欲しい」で済むのだが、家電の保証や自転車の防犯登録、配送にお金がかかることなど、説明を要する事柄がいくつもあった。


接客にあたった田村店長は、一家にレジの隣にある商談スペースに入ってもらい、スマホの翻訳機能を使って説明したが、翻訳は完璧とは言いがたい。身振り手振りを交えて必死にコミュニケーションをとり、手続きが終るまでに2時間以上もかかってしまった。会計を終えてほっとした田村店長だったが、その後に意外なサプライズが待っていた。


ブラジル人家族のスマホから 「私たち家族はあなたのことが大変気に入りました」という音声が聴こえてきたのだ。「おそらくiPhoneのsiriの翻訳機能を使ったのでしょう。何とかお礼の気持ちを伝えようと、テキスト入力したものを音声にしたのです。その心遣いに胸が熱くなりました」と田村店長。リサイクルショップで受けた親身な接客は、ブラジル人家族の心を明るく照らしたに違いない。

17-p3.jpg▲田村浩店長

第449号(2018/010/10発行)17面

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