オフィスバスターズ 在庫の高品質化に注力

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オフィスバスターズ 在庫の高品質化に注力

2018年11月16日

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6-A.JPG▲同社の中古家具を用いたオフィスイメージ

在庫の高品質化に注力
オフィス移転沈静化見据え

オフィス家具リユース大手のオフィスバスターズ(東京都中央区)では、高品質な家具の入荷を増やしている。岡村製作所やイトーキなどの大メーカーを中心にラインナップを強化する。オフィス家具の買取は今が書き入れ時。移転や人材拡充によるオフィスリニューアルの追い風が吹いている。


「高価格帯で状態のいい家具を大手企業から買い取ることができる。買取りの営業を強化して在庫の品質向上を目指す」(嶽本智之室長)。結果として、同社の公表する9月の販売価格指数(2008年=100)は150.49となり、前年同月比では29.59ポイント高くなっている。高品質な在庫を充実させることで、オフィス移転が落ち着くと見る2020年以降に備える。豊富な在庫を用意し、レイアウト一式を中古のみで揃えることができるようにするなどのメリットを見込む。「中古の信頼度を上げて買取販売に繋げる」(嶽本室長)。


中長期的にはAI化や少子化、企業の海外進出が予想され、市場そのもののパイが広がる望みは薄いという。嶽本室長は「リユースされるオフィス家具は新品の5%ほど。この割合を上げていく工夫が必要」と話す。一方、ニトリやアスクルなど低価格な新品オフィス家具が台頭し、乗り換えを検討する企業もみられる。「リユースに向く高品質家具をいかに啓蒙していくか検討を進めていく」(嶽本室長)。

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第451号(2018/11/10発行)6面

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