リアルフリマ、現代でも活況 体験重視し年500回開催

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リアルフリマ、現代でも活況 体験重視し年500回開催

2019年02月21日

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東京リサイクルInterview

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▲赤池 慶彦社長

フリマアプリが台頭する中、従来型のフリーマーケットを毎週末、複数開催している会社がある。それが東京リサイクル(東京都渋谷区)だ。同社のフリマは大井競馬場の会場だけで年間50万人が訪れるなど現在でも多くの来場者を集めているという。刻々と周囲の環境が変化する中でリアルフリマで生き残ってきた心構えを同社の赤池慶彦社長に聞いた。

リアルフリマ、海外顧客にも訴求

--フリーマーケット会社を始められたきっかけは。

赤池 私は二代目。父が任意団体として東京リサイクル運動市民の会として29年前に立ち上げた団体でした。当時は分別があまりされずにゴミが捨てられていた。捨てればゴミですが分別すれば資源になるものも多い 、そこで始めは分別、しばらくしてフリーマーケットの運営を始めた。

今はハンドメイド商品のイベントなども運営していますから、企画会社のほうが正しいかもしれません。リアルイベントで人と人とが直接コミュニケーションを取れるイベントの運営を意識しています。


--現在の株式会社と いう形態に移行した理由は何だったのでしょう。

赤池 市民会のころは公共スペースしか使っていなかった。会社に活用されていなかった民間のスペースも活用しようとしたんです。貸した側にとっても、空きスペースを活用して使用料が得られるのはもちろん、本業への集客も期待できます。今ではシェアリングエコノミーで当然のようになってきていますが、当時は新しかったんですよ。


--そういった経緯だったんですね。話は変わりますがフリーマーケットで収益を上げ続けられている秘訣は何でしょうか。

赤池 7年前から会場ごとにリブランディングを進めた結果です。例えば、年間50万人の来場者がいる大井競馬場のフリーマーケット。フランスの蚤の市などのように現地の文化に触れられる場所としてリブランディングしてきました。比較的物量が多い業者さんにも積極的に出店してもらっています。シンガポールや台湾などでの広告やYouTuberなどのインフルエンサーも活用して日本に来る観光客の認知を上げています。

変化する環境、同じ事やっても潰れる

--この難しい環境で生き残ってこれた秘訣は。

赤池 今の時代、同じことを5年続ければ会社がなくなってしまう。まずは時代に合った体験型イベントを提案していく。そのうえでイベント数の多さも強み。昨年、フリマだけでも年500イベント、ほかも含めると年800ほどのイベントを開催しています。その中でしっかりブラッシュアップし続けていくことですかね。


--フリマアプリなども登場していますが、どう見ていますか。

赤池 リユースのチャンネルが増えているのはいいこと。特に消費者にとってはフリーマーケットだけしかない状況は不便。メルカリさんの圧倒的認知と媒体力はすごい。ですが、ターゲットは30代から40代の女性といった層にある程度固定されている。うちは会場ごとにターゲットを設定しています。メルカリさんとは私たちも以前からタイアップしていますが、成長の勢いは目を見張るものがある。私たちは地道にやっていっています。


--フリマとフリマアプリ住み分けや使い分けはどうなっていくでしょう。

赤池 金額の大きくないものはフリーマーケットのほうがベターだと思いますね。会場によっては車で一気に運んできて出店も可能ですし。加えて私たちのフリーマーケットは体験型イベント。フリマアプリはあくまでも売買のためだけの場所です。会場によってはフードトラックを入れたり、着付け体験をやったりと体験ができるようにしています。

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第457号(2019/02/10発行)12面

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