備忠商事、骨董買取のFC展開査定を支援 全国に8店舗

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備忠商事、骨董買取のFC展開査定を支援 全国に8店舗

2020年03月26日

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骨董や切手等に特化して買取店をフランチャイズ展開する『備忠商事(千葉県我孫子市)』が店舗を増やしている。現在、北海道から九州まで8店舗、5月からは愛媛の松山に新店を設ける。強みは骨董のノウハウだ。

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同社は骨董や切手などの領域に特化した買取店を展開。16年に法人化し、大手買取FC店の骨董鑑定業務を経た後、「くらや」の屋号で直営1店とFC7店を展開している。

山岡真司社長は「骨董は未だ市場の専門性が色濃く、普通の買取店が値段を付けなかった掛け軸が、自社の知る市場では数百万円の値をつけることもある」という。同社ではFC店に対し、山岡社長が10年ほど学んだ骨董の鑑定方法を月に1~2回、5時間程度の勉強会にて伝授。またLINEグループで、商品の査定額など、積極的に情報交換を行う。買取商品は骨董系の市場に流すほか、重要な文化財を買い取った場合は博物館が購入することもある。

運営方針は各店舗に委ねるが、運営のコツとして「アッパー層向けの店舗なので、お売りください等と大きく掲げず、骨董の持ち主が知らない価値を引き出せるスキルが重要」(山岡社長)と話す。

山岡真司社長山岡真司社長

FC料は研修費込の初期費用が250万、以降月20万。現在は備忠商事単体で今年度決算3.2億円程度を見込む。今後もFC出店を30~50店舗まで進めたい考えで、富裕層向けの出張・店頭買取で成長を目指す。

第484号(2020/3/25発行)2面

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