日本暗号資産市場、暗号資産の古物市場開始 手数料0% 日本円も利用可

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日本暗号資産市場、暗号資産の古物市場開始 手数料0% 日本円も利用可

2020年04月11日

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『日本暗号資産市場(東京都新宿区)』は、複数の暗号資産が利用できる古物市場を3月より実験的に開始した。取引に暗号資産を用いるのは世界初という。

同社の古物市場では、日本円に加えて上場仮想通貨のビットコイン(BTC)、イーサリアム(ETH)、未上場のALISやARUK、DEVに対応。買い手は希望する通貨で入札し、売り手側は自身が欲しい通貨で入札した買い手を指定して売れる。ブランド品を中心にZOOMを使用したリアルタイム競りと、ツイッターを利用した1~2日ほどで落札される競りを行う。

現時点では売買ともに手数料は徴収しない。また出品者にはポイントを付与する。将来的にポイントを暗号資産化させ、同古物市場の収益化を目指す。

テスト運用では、ツイッター上で5000円の図書券を競り、250ARUKで落札された。岡部典孝社長は、「暗号資産で古物を競ることで、各種暗号資産のプライシングをする狙いがある」と話す。

岡部典孝社長岡部典孝社長

古物市場で暗号資産が流通し、保有者が積極的に使用すればするほど暗号資産の信用や価値が高まるため、従来の市場よりも取引が活発になる可能性を示唆している。

同社のHPから申し込みができ、すでに10社程度の古物商が参画している。

第485号(2020/4/10発行)2面

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