10万円特別定額給付金による中古市場への影響とは?

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10万円特別定額給付金による中古市場への影響とは?

2020年08月07日

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新型コロナウイルス対策として、全国民に1人10万円が給付された特別定額給付金。その事業費総額は約12兆8800億円にも及ぶ。さまざまな使い道がある中、リユース市場にどんな影響がありそうか探った。

特別定額給付金特別定額給付金は1人10万円が支給された

家での料理増え大型冷蔵庫に需要

ニッセイ基礎研究所が調査した「特別定額給付金10万円の使い道」によると、半数以上が「生活費の補填」を挙げている。また、次に「貯蓄」が26.1%と続く。「既に収入が減っていたり、経済的な先行き不安が強く、生活防衛意識は高い」と久我尚子主任研究員は話す。とはいえ、モノの購買に意欲的な回答もある。「家電製品やAV機器の購入・買い替え」が9.7%でもっとも多く挙げられている。

大宮電化が埼玉を中心に運営するオフハウスでは、白物家電の販売が好調だ。特に冷蔵庫・洗濯機が、6〜7月以降売れている。青木義宏社長は「外出自粛で自宅中心の食事となり、家で料理をすることが増え、食材を十分に保存するための大きな冷蔵庫の需要が増している」と話す。同社オフハウス業態の7月の売上は昨対109.5%と言う。

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第493号(2020/8/10発行)24面

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