リユース企業 成長率ランキング2021(2019年度版)

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リユース企業 成長率ランキング2021(2019年度版)

2021年07月16日

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リユース企業 成長率ランキング2021(2019年度版)

リユース企業・成長率ランキング2021がまとまりました。リユース業界専門紙「リサイクル通信」がリユース企業の実態を調査、リユース企業の中でも成長著しい会社TOP15社をランキング形式で紹介します。尚、2019年度の実績値となります。

 目次

  1:リユース企業・成長率ランキングとは?

  2:リユース企業の成長率とは?

  3:ランキングTOP15社を紹介

  4:2021年(2019年度)調査から見えた変化

  5:まとめ

1:リユース企業・成長率ランキングとは?

リユース企業・成長率ランキングは、リサイクル通信が毎年1回、全国のリユース企業を対象に行う調査「中古(リユース)売上ランキング」をもとに、前年と本年の売上額を比較し算出しています。

そのうちリユース企業の成長率ランキングでは、会社の規模を問わず前年よりも大幅な増収をした会社が対象になります。店舗や商圏の拡大、新サービスやM&Aにより、前年から大幅に勢いを増した企業をまとめています。

その他、総合的な調査結果はコチラの記事を参照ください:中古(リユース)売上ランキング2021BEST250(2019年度実績)

「中古売上ランキング2021」調査概要

FAX、メール、ウェブフォームを通じた企業からの直接回答のほか、取材活動やIR情報、また第三者機関データの一部を参考としている。表中の中古売上高の項目に※がついた企業においては、企業からの直接回答ではない本紙推計によるもの。調査期間は2020年9~11月。中古売上高1億円以上を対象とした。

2:リユース業界の市場規模は?

ランキング入りした企業の紹介に入る前に、リユース業界の市場規模についてご紹介します。

2018年のリユース業界の市場規模は、2兆1880億円となっています。前年比9.8%増で9年連続成長を続けています。フリマアプリや企業のEC販売が業界の市場規模を押し上げています。

そのうちEC販売では、1兆2152億円と2019年に店頭販売を上回り、リユース市場の半分以上を占めるようになりました。今後の市場拡大もネットが軸になりそうです。

またリユース業界の市場規模は2020年には、2兆5000億円、2022年には約3兆円規模に拡大すると予測しています。

昨今の新型コロナウイルスの影響で伸び悩む恐れがありますが、若年層を中心としたリセールアクションの浸透により、中期的には拡大していく見通しです。

出典:リユース業界の市場規模推計2020(2018年版) リサイクル通信2020年9月25日号

3:売上ランキングTOP15社を紹介

ここからは、成長率ランキングのTOP15社を紹介していきます。※印はリサイクル通信の推計値であり、正確な数字とは異なる場合があります。

14位(※14位は同率で二社)携帯市場(屋号:携帯市場) 成長率 130.0%

14位は、本社を東京都千代田区に置く、携帯市場です。中古携帯事業を中心とし、現在では総合商社事業として飲料品、ドローンなど幅広く取り扱うほか、イノベーション事業としてのアプリ開発、バリュー・チェーン事業としてスマホのサブスクリプションサービスなどを展開しています。

14位 オリエンタル(旧:オリエンタルゴールド) 成長率 130.0%

同じく14位になったのは、オリエンタルです。本社は東京都渋谷区にあり、ブランド品や革製品、骨董品などの総合リユースや、貴金属地金のリサイクル事業を行っています。店頭では上記商品の買取を行っています。21年4月に社名を「オリエンタルゴールド」から「オリエンタル」に改め、オフィスも移転。現在は東京をはじめ・千葉・長野・広島に拠点を置き活動しています。

13位 REGATE(FUKU CHAN) 成長率 132.0%

13位にランクインしたのは、REGATEです。大阪府大阪市を拠点にリユース業やWEB事業を展開しています。同社運営のFUKU CHANは、大阪を中心に、愛知や東京、仙台などに店舗展開し、中古品買取事業を行っています。

12位 CLOSER(CLOSER)成長率 134.0%

12位は本社が愛知県名古屋市にある、CLOSERです。名古屋市で、メンズブランド専門の衣類の買取、販売をしています。買取方法は店頭に持ち込む他、宅配便でも依頼することができるサービスを提供しています。また時計の越境販売も強化しており、時計を再商品化せず、仕入れた時の状態で販売する「現品販売」で高回転率を実現しています。

11位 リンク(農機具王) 成長率 138.0%

11位は、本社を滋賀県近江八幡市に置く、リンクです。同社運営の農機具王では、トラクターや田植機などの農機具の買取・販売を行っています。東北から九州まで広く店舗展開をしていることを強みに、期間ごとに日本全国を回る移動店舗も展開しています。

10位 GRACE(楽器の買取屋さん) 成長率 140.0%

10位は、GRACEです。本社は神奈川県横浜市にあり、楽器事業として、楽器の買取屋さんを運営し、中古楽器の店頭・出張・宅配買取や販売、リペアなどを行う他、webマーケティング事業やシステム開発事業、フードテック事業などを幅広く手掛けています。

9位 日本システムケア(OAステーション) 成長率 141.0%

9位は、本社を東京都品川区に置く、日本システムケアです。同社が運営するECサイト「OAステーション」では、中古PCをはじめリサイクルOA機器全般を取扱い、Yahoo!ショッピングなどでも中古IT機器を販売しています。使用済みのIT機器の買取や販売のほか、IT資産の導入、保守、管理サービス、IT機器データの消去サービスやIT機器のキッティングサービスを手掛けています。

8位 日本テレホン(エコたん) 成長率 149.5%

8位は日本テレホンです。本社を大阪府大阪市に置き、主に通信機器の販売を事業としています。同社は携帯電話の販売、サービス代理店として各通信キャリア専売ショップを運営するほか、中古携帯電話を買取販売するエコたんショップを運営しています。

7位 TCE(PCコンフル) 成長率 150.0%

7位は、TCEです。本社は兵庫県伊丹市 にあり、新品・中古情報機器販売やデータ消去サービス、ホームページの作成などの事業をしています。同社運営のPCコンフルは、東京、愛知、大阪、香川、福岡で上記事業を行っています。

6位 RECLO(RELCO) 成長率 ※171.4%

6位は、RECLOです。本社を東京都港区に置き、IT/Web事業を中心にサービスを提供している他、同社運営のECサイトRECLOではハイブランドのリセールストアとしてバックや衣類、財布、アクセサリー、時計などを買取、販売しています。

5位 グランドギャラリー(グランドギャラリー東京) 成長率 ※175.0%

5位は、本社を愛知県岡崎市に置く、グランドギャラリーです。ピアノ、高級ピアノ小売事業や買取事業の他、修理、輸出事業などを行なっています。同社運営のグランドギャラリーではピアノの買取、販売を行っており、また上海でも店舗展開をしています。

4位 ドリームファクトリー(ゴールドプラザ) 成長率 ※180.6%

4位は、本社を大阪府大阪市に構える、ドリームファクトリーです。同社運営のゴールドプラザでは金、プラチナ、ダイヤや時計、ブランド衣類などを買取販売しています。また健康関連機器の製造、販売やブランド品、貴金属のリサイクル、ストレッチ専門店の運営、家庭用医療機器のリサイクルと幅広い事業を行っています。

3位 エスエヌシー(PC-WRAP) 成長率 187.0%

3位は、本社を大阪府大阪市に置く、エスエヌシーです。リユース事業としてはパソコン買取や中古パソコン販売、データ消去事業などに取り組み、パソコンを主に取り扱うPC-WRAPを運営しています。また、Web事業やITマネージメント事業にも取り組み、受託システム開発やインフラ構築、運用、保守なども手掛けています。

2位 エンパワー(買取専門店「大吉」) 成長率 ※197.0%

2位は、エンパワーです。本社を東京都新宿区に置き、買取専門店「大吉」ではジュエリーやブランド品、カメラや携帯電話などの買取を行っており、FC加盟店も募集しています。また、FC事業の開発、運営、独立開業支援サポートや、コンサルティングなどを行っています。

1位 トリアイナ(コヤッシュ) 成長率 200.0%

1位は、本社を東京都江東区に置く、トリアイナです。唯一成長率が200%を超え、一位にランクインです。事業内容はリユース事業、オークション事業、販売事業、鑑定士育成スクール事業、フランチャイズ事業、融資コンサルティング事業と幅広く、同社運営のコヤッシュでは電子機器、お酒、楽器、ブランド品など、幅広い商品の買取を行っています。

4:2021年(2019年度)調査から見えた変化

前年に成長率でトップクラスだったのはステイゴールド、ギャラリーレアなど「ネット集客」から「店舗誘導」に強い企業が目立っていました。またPC・スマホに強い企業も上位にありました。

2020年版を総括すると、トリアイナやグランドギャラリー、オリエンタルなど「ネット集客」から「出張買取」に強い企業が目立ち、またPC・スマホ系は安定した成長を続けています。

出張買取のメリットは「来店不要」であること。特に高齢者世帯や引っ越し前の世帯など、家から出にくい事情を抱えている層に好評であると言われます。一方で「押し買い」など消費者トラブルも見受けられ、今後はどのように消費者からの信頼を獲得できるかが、事業の持続性を左右しそうです。

PCは、WindowsOSの入れかえ景気がXP、7、10と続き、現在もリモートワーク需要や「GIGAスクール構想」などの特需が続きます。またスマホは通信量と端末料金が完全に分離され、スマホの性能が頭打ちになったことで、高価なフラッグシップモデルから安価な中古端末へのシフトが起き、またリモートワーク用の会社携帯として中古のiPhone7・iPhone8などが人気です。

5:まとめ

今回の「成長率」ランキングは企業のジャンルを問わず、出張買取からブランド、PC、スマホ、農機と幅広い企業がランクインしています。

その中で、新規顧客を獲得するための店舗の拡大、商圏の拡大に加え、既存顧客に向けて新サービス、新たな取り組みを継続的に行っている会社が成長を遂げているのが分かります。各社がどのような取り組みを行っているかは、ぜひリサイクル通信の記事をご覧ください。思いがけないビジネスチャンスが転がっているかもしれません。

次回の売上ランキング発表は、2021年7月25日号を予定しております。

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