古本よみた屋、何人もの従業員が独立

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古本よみた屋、何人もの従業員が独立

2022年09月16日

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吉祥寺の老舗古書店、古本よみた屋(東京都武蔵野市)からは、これまで何人もの従業員が古書店主として独立を果たしている。代表の澄田喜広さんによれば、古書店にまつわる業務をひととおり習得するのに5年近くがかかるという。おすすめの出店エリアや家賃と利益の関係など、ベテランの視点から開業に必要な知恵を語ってもらった。

5年かけて業務全体を習得

査定できて一人前

扱うのは人文書・科学書・芸術書など扱うのは人文書・科学書・芸術書など

同店から独立した店舗は、高円寺の「古書サンカクヤマ」や下北沢の「ほん吉」などがある。従業員が独立するまでの主な順序はこうだ。まず、店内の基本的な業務をこなすこと。それから出張買取時のアシスタントとして、お客対応や運搬などをこなすこと。そうして最終的には店頭買取の査定を担うことだ。査定は自社の基準をもとに進めていき、分からないものは上司や澄田さんに聞くなどして実地で相場感覚を養う。それができてようやく一人前として認められる。独立までの勤務年数はおおむね4~5年。また、古本市などの催事の出店の際には売場担当として立たせ、そこで同業へのあいさつ回りなどに連れていくこともある。東京の古書催事は、既存参加店からの紹介があって初めて入れることが多いため、なるべく同業と接点の持てる機会を設けている。「仕事をやっていきながらだんだんと独立を考えはじめた従業員のほうが多いのでは。独立を前提として入社したスタッフは、数年で卒業するケースも」と澄田さん。

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第543号(2022/9/10発行)19面

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