TOMOS、ヴィンテージランタン専門店

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「古物開業物語」

TOMOS、ヴィンテージランタン専門店

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ヴィンテージランタンの専門店TOMOS(千葉県山武市)は創業から2年にして、好調時で月商450万円を上げる。店主は元郵便局員という異色の経歴の持ち主。趣味のキャンプが高じてランタンを蒐集しており、そこにビジネスチャンスを見出した。

元郵便局員が一念発起

独自ルート開拓

TOMOS 海外のディーラーから直接仕入れている海外のディーラーから直接仕入れている

ヴィンテージランタンとは、数十~100年前に製造された海外製のランタンのこと。近年アウトドアブームが加速する中で、国内でも需要が高まりつつある。荒川聡代表はもともとキャンプ好きで、個人利用目的でイーベイなどの海外オークションサイトから同ランタンを買い付けているうちに、国内のヤフオク!等でそれが販売ができると気づいた。その後海外の出品者との関係性も深まり、今ではドイツ人やイギリス人やスウェーデン人など直接取引ができるディーラーを複数人抱え、果敢に仕入れている。「グーグル翻訳を使用すれば問題なくコミュニケーションが取れる。クリーニング後に輸送してくれるため、助かっている」と荒川さん。

同店での同ランタンの平均販売単価は3~5万円に設定。高いものでは20万円を超える品も。客層は40代以降の男性が中心で、通販を含めると北海道から沖縄まで全国からお客が訪れる。同ランタンは非常に古いため、販売前に修理やメンテナンスを施す必要があるという。荒川さんは独学でそのスキルを学んだ。「好きでないととてもできない」(同氏)そうだ。10月には実店舗を初めて開店。店内には安価な新品キャンプ用品も揃えて、幅広い客層から支持を集めたい考えだ。「中国や台湾などでもヴィンテージランタンが人気。これから仕入れが厳しくなることも想定せざるを得ない」(同氏)

TOMOS この10月には実店舗を構えたこの10月には実店舗を構えた

勤続25年

荒川さんは郵便局に25年間勤め、48歳にして独立。退職金などで住宅ローンは完済し、家族からの理解を得たうえでの決断だった。局員時代から十数年の付き合いがあったキャンプ仲間も挑戦を応援してくれているそうだ。「何かを新しく始めるには50歳までだと考えていた」と荒川さん。今後はイベント出店を積極的に展開して認知を広げていく予定だ。

TOMOS ヴィンテージランタン、と店名に入れたことで検索上位表示にヴィンテージランタン、と店名に入れたことで検索上位表示に

TOMOS 荒川 聡代表荒川 聡代

第549号(2022/12/10発行)19面

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