コロナ落ち着き「手競り」に回帰

検索

コロナ落ち着き「手競り」に回帰

2023年04月03日

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

新型コロナ発生から約3年、政府は5月8日から「5類」への引き下げを決定するなど平時を取り戻しつつある。そんな中、手競りの古物市場では密を気にし、参加を見送っていたバイヤーが戻ってきている。新規の参加者も増えており、手競りの良さが見直されそうだ。

参加者3割増の古物市場も

コロナ禍に環境改善
精算時の密を回避

オークションハウス加納 競りの様子オークションハウス加納。競りの様子

「徐々に参加者は増えていて、コロナが落ち着いてきたと感じる」と話す市場や、参加者が増加している市場がある。

オークションハウス加納(埼玉県さいたま市)は、毎月4のつく日に道具市場、9のつく日にブランド市場を開催。月の参加者は60~80人、個人事業主が5割を占める。約38年の歴史を持ち、3年ほど前から前代表の息子である、加納光人代表が運営を行う。

コロナ禍では、倉庫の清掃と設備投資を実施。これまで倉庫に置いてあった私物品を処分することで、活用できるスペースを拡張。出品物を置けるスペースが従来の約2倍になった。これにより物量も2倍に増え、出来高は500万~600万円と増加している。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

第556号(2023/03/25発行)24面

Page top
閉じる