【リユース店 モデル分析 Vol.10】書肆スーベニア、「気の利いたブックオフ」意識

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「リユース店 モデル分析」

【リユース店 モデル分析 Vol.10】書肆スーベニア、「気の利いたブックオフ」意識

2023年05月09日

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小売りを行うリユース店の収益力はどれくらいあるだろうか。月商のほか、商品点数や売場の広さから、店舗運営が成り立つモデルを分析していく。

(1)平均月商:50~65万円
(2)平均月間客数:200人
(3)中心客単価:1000~2000円
(4)中心商品単価:500~1000円
(5)粗利率:古本40~50%(新刊20~30%)
(6)売場坪数:7~8坪
(7)商品点数:古本1万冊、新刊500冊、(在庫込み)
(8)在庫回転日数:-

古本と新刊 書肆スーベニア

幅広い年代の来店に

書肆スーベニア 新書や人文書の売れ行きがよい新書や人文書の売れ行きがよい

「古本と新刊 書肆(しょし)スーベニア」(東京都台東区)は「気の利いたブックオフ」を意識した店づくりをしている。書籍はオールジャンル揃え、入店しやすい店内レイアウトに整えた。その結果、幅広い年代の集客につなげている。平日昼は年配層、平日夕方以降はベビーカーをひいた親子、休日には若年層の20代を中心に訪れているという。

7~8坪ある売り場にて、古本9割、新刊1割の割合で書籍を販売している。最新刊を購入したい客層の来店も視野に入れ新刊も扱う。店舗名にも「古本と新刊」と入れた。

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第559号(2023/05/10発行)10面

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