【リユース店 モデル分析 Vol.11】ドット・ラインゴルフ、接客強みの中古ゴルフ店

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「リユース店 モデル分析」

【リユース店 モデル分析 Vol.11】ドット・ラインゴルフ、接客強みの中古ゴルフ店

2023年05月23日

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小売りを行うリユース店の収益力はどれくらいあるだろうか。月商のほか、商品点数や売場の広さから、店舗運営が成り立つモデルを分析していく。

(1)平均月商:320万円
(2)平均月間客数:-
(3)中心客単価:-
(4)中心商品単価:2万5000円(中古クラブ)/15万円(カスタムクラブ)
(5)粗利率:-
(6)売場坪数:40坪
(7)商品点数:約1200点
(8)在庫回転日数:45日

ドット・ラインゴルフ

カスタムクラブに特化

ドット・ラインゴルフ カスタムクラブは富裕層の顧客が購入していくカスタムクラブは富裕層の顧客が購入していく

中古ゴルフ店のドット・ラインゴルフ(神奈川県横浜市)はカスタムクラブや中古クラブを取り扱い、月商は約320万円だ。カスタムクラブの平均販売単価は15万円と高く、いわゆる富裕層の顧客が多い。丁寧な接客を心掛けており、それが買取りと販売の両面での常連客の醸成につながっている。

寺本竜朗社長によるとカスタムクラブとは複数のパーツを組み合わせて作るオリジナル商品で、パーツの構成には中古も新品もどちらも使われるという。メインの客層は40~70代の中高年の男性。売上対比はこの2月に限ると中古と新品で7:3だ。仕入れはすべて店頭買取でまかない、販路は店舗とネットの両輪で、年々ネット売上が伸びてきている。コロナ禍以降、アウトドアブームを受けて増えた若年層だけでなく、かつてゴルフに親しんだ中高年層の来店数も再び増えている。「新規客で継続性が高いのは若年層よりも中高年層。若年層には接客時にゴルフの不明点を解消する気遣いが必要では」(同氏)。

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第560号(2023/05/25発行)10面

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