リモート型業務代行のキャスターがEC支援のグラムスを子会社化
2024年05月14日
リモート型の業務代行サービスを展開するキャスター(宮崎県西都市)は4月25日、主にリユース企業向けにEC回りの業務効率化ツールや出品代行を手掛けるグラムス(大阪府堺市)の株式を取得し子会社化すると発表した。株式の取得価額は4億円。6月1日に株式の取得を行う予定だ。
グラムスは、2009年の設立。主にリユース企業向けサービスを提供する。EC向けの画像加工を自動で行うツール「ゼンフォトマティック」を始め、ECのささげや物流の代行サービス、システムやアプリの開発を手掛ける。2023年5月期の売上高は2億6755万円、営業利益は2224万円。
キャスターは、リモートで行う業務代行サービスを展開しており、昨年10月に東証グロースに上場した。同社がフルリモートワークによる経営と事業の推進を実践するなか、グラムスでも海外のエンジニアを組織していることから親和性が高いと判断。また、同社サービスとのシナジーが期待できるとしている。
第583号(2024/05/10発行)7面