ヤマダHD、山口に家電リユース工場
2025年06月10日
ヤマダHD(群馬県高崎市)は6月1日、「ヤマダ西日本リユースセンター山口工場」の稼働を開始した。運営するのは子会社で中古家電の再生 事業を手掛けるシー・アイ・シー。年間6万台のリユース家電を生産する計画で、中国・四国・九州エリアに供給する。ヤマダHDはリユース事業 を成長の柱と位置づけており、全国展開を加速する。
年間6万台の生産を計画
冷蔵庫とテレビが9割
地元人材85人採用
洗濯機は月間2300台生産する
山口工場は群馬、滋賀に続く3ヵ所目の家電リユース工場となる。総事業費は約18億円。4月から研修を実施しており、5月23日に落成式を行った。
山口工場は延床面積2524坪を有し、冷蔵庫、洗濯機、テレビ、エアコン、小型家電を対象に年間約6万台を再商品化。月ベースでは冷蔵庫が2200台、洗濯機が2300台と9割を占め、その他が500台の生産計画だ。
中国・四国・九州エリアの店舗に向けて再生品を出荷する。工場内では製品を回収、分解、洗浄、機能チェックし、再生工程を一貫して行う。
第609号(2025/06/10発行)1面