BIC-M、中古ブランド品のBtoBで急成長
2025年06月10日
BtoBの中古ブランド品取引で急速に成長しているのがBIC-M(神奈川県横浜市)だ。会社設立から5期目の売上高は、前期比48.1%増の22.6億円。買取専門店や不用品回収事業者などから買い取り、国内外の事業者に販売する。商品の状態を独自の10段階評価で行い、相場を分析。これを元にした高価買取を強みに事業者からの支持を広げている。
回収業者や買取店200店から買上げ
買取店出店も伸び悩み
BtoBに切り替え成長
ルイ・ヴィトンのバッグの取扱いが豊富
BIC-Mは2019年に設立。当初は中古車やバイクを扱っていたが、翌年に業態を転換。2020年8月から中古ブランド品事業を始めた。「コロナ禍で外出しなくなり、片付けブームが起きていました。人に会う機会がなくなるため、ブランド品は売られるようになると考えて参入しました」と宮本洋之社長は話す。
コロナ禍で空き物件も増えるなか、買取専門店をオープン。楽天やヤフーショッピング等のECモールで販売していた。ただ、売上は思っていたほど伸びなかったという。
第609号(2025/06/10発行)10面