人件費高騰の昨今、注目されているのが無人店だ。この業態のパイオニアは餃子店だが、この数年で古着業界でも無人店が広がった。現在、最も店舗数が多いと目されているのがRESTA(大阪府大阪市)が運営する「#古着de行こか。」。近畿を中心に、42店舗を展開している。同社は商品力を武器に昨年4月から「古着卸CLASS1」のブランド名で卸にも注力している。
#古着de行こか。(RESTA:大阪府大阪市)
24時間営業。夜間はネオンカラーが目をひく
卸しが売上の4割に。今後も注力
「#古着de行こか。」でもっとも売上が高いのは千葉旭店だ。売り場面積は40~50坪で、駐車場も備わっている。自社で直接買い付けた輸入古着が3000~4000点並んでおり、商品単価のボリュームゾーンは2000円~3000円。気軽に買える価格帯だ。
旭店のある日の午後、ふらりと入ってきたのは、20代の女性ふたり組み。しばらくして、外回りの途中だろうか。年配のビジネスマンがスーツで入ってきた。
当然ながら売り場に店員はおらず、お客らは自由に商品を物色する。女性2人は、鏡の前で気に入ったTシャツを体にあてて感想を言い合う。男性はデニムを熱心に見て1本を選んだ。それぞれ買う商品が決まったらセルフレジへ。買い物カゴを置くと、自動で商品情報が読み取られ、会計がはじまった。
第614号(2025/08/25発行)9面