柏・松戸・下北沢・原宿などに古着店を展開するGleeful(千葉県柏市)が手がける卸売事業が「Gleeful Wholesale」だ。コロナ禍前から卸事業をスタートしており、現在は一層強化。大手だけでなく、小規模なネット古着店のバイヤーからも人気を集めている。同社の店舗で販売経験を積んだスタッフが海外に赴き、現地のラグ(倉庫)でハンドピックした商品を仕入れるのが大きな特徴。仕入れの約半分はレディース古着が占めている。
有名古着店が運営 レディース比率は約5割
約50坪の倉庫には常時4000着を在庫。メンズ・レディースともに豊富にそろう
卸倉庫の広さはメンズフロアで25坪、レディースフロアでも25坪あり、常時4000着前後を保有。メンズ・レディースの比率は半々で、毎月約2000着が新たに入荷する。卸単価はレディースで2400~2600円、メンズで2600~2800円程度。利用者の中心はネット販売を行う個人事業主で、このほかフリマ出店者や実店舗経営者、大手古着店等も訪れる。月に10~15組が来店し、午前・午後の2部制で対応。「古着ブームを受け、ここ3~4年で個人バイヤーの来店が急増している。質の良い商品は高額でもすぐに売れていく印象」と事業担当の新野氏は話す。「当社は小売店を展開しているが、優先的にピックアップした一部のトップ商材については、卸倉庫のほうに並べている」(同氏)。
第616号(2025/09/25発行)7面