村田商會(東京都杉並区)は、喫茶店を運営する傍ら、レトロな食器や家具を販売するリユース店。同社は全国で閉店した喫茶店から食器や家具、備品を引き取る仕入れをしており、その品揃えは、「一点物」を求めるファンを惹きつけている。
伝票や紙ナプキンまで商品
実際に喫茶店で使用されていたカトラリー
5坪の喫茶店の入り口スペースには閉店した喫茶店で実際に使われていた、食器やカトラリーのほか、伝票や包装紙、店名入りの紙ナプキンや爪楊枝入れまでもが並ぶ。「本来であれば廃棄されてしまいます。ですが、これらの品々は、かつての喫茶店文化を愛する人々にとって収集価値のあるアイテムなのです」と村田龍一社長は話す。
第619号(2025/11/10発行)15面


