
ハードオフコーポレーションの直営店、ハードオフ船橋夏見台店は2024年にリニューアルオープンした。コンセプトは「尖る」。楽器・PC・ゲームをメインにした商品構成に変えた。そこで店長を任されたのが、楽器に強い横山店長だ。着任後、特定の商材をとことん尖らせて、売上高と買い取り額を予算比130%以上に伸ばしている。同店の計画予算は売上高月間470万円、買取額は月間170万円だ。
ハードオフ船橋夏見台店(千葉県船橋市)

横山昌宏店長
51歳、山形県出身。学生の頃はバンドでドラムを担当。趣味でギターを演奏する。楽器店に入社し、学校に訪問し管楽器の販売を行う「学販」を経験。ふらりと立ち寄ったハードオフで、楽器の在庫が豊富な事に驚く。2006年12月、ハードオフに入社。秋葉原店の店長、首都圏出張買取センターのセンター長などを経て、船橋夏見台店のリニューアルオープン時に店長として着任した。
もともと、まんべんなく商品を売る標準的な店舗だった同店だが、昨年7月に、「尖る」をコンセプトにリニューアルした。強化したのは、楽器とゲームとPCだ。
商材そのもののポテンシャルが高いことは大前提にあるが、PCとゲームを強化アイテムに選んだのは、これらの商材に強いアルバイトスタッフがいたためだ。
得意分野で担当を振って、「持っているものを全て出して尖らせてください」と話した。「趣味を仕事に」してもらうことで、自然と売り場が魅力的になっていったという。
第620号(2025/11/25発行)13面


