マーケットエンタープライズ、農機買取り本格化

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マーケットエンタープライズ、農機買取り本格化

2017年03月17日

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初年度年商1億円目指す

28の買取サイトを展開するネット型総合リユースのマーケットエンタープライズ(東京都中央区)が2月、農機買取サイト「農機具高く売れるドットコム」の展開を始めた。

農機具高く売れるドットコムのトップページ農機具高く売れるドットコムのトップページ

全国8拠点のリユースセンターから農家等への出張買取を行い、買い取った農機は古物市場での売却や越境ECで海外販売等する。扱う商材はトラクター、コンバイン、田植え機など多岐に渡り、商品ごと国内外の需要を見て「クロスボーダーに販路を選択していく」(鈴木裕康室長)と言う。初年度は売上高1億円を目指す。

同社が農機買取りを始めたのは、余剰・休眠状態の機械が発生していると見るためだ。国内の農家戸数は廃業・農地集約化で減少を続け、2000年の312万戸から15年後には215・5万戸と約69%に縮小した(農林水産省統計)。

一方で国内にはコスト低減等で、中古で安く農機を購入したいニーズがある。また日本製農機は頑丈・高品質で海外需要も大きい。

同社は買取サイトを通じ、電話やWEBフォームで査定依頼を集める。既存商材と同様、電話やメールで買取価格の概算を伝える「事前査定」を行い、出張当日に本査定を行って買取りに結びつける。月間3万件の問合せを集める「コンタクトセンター」でこれを行い、お客の要望や質問にきめ細かく対応していく。

マーケットエンタープライズ事業推進室 鈴木裕康室長マーケットエンタープライズ
事業推進室 鈴木裕康室長

411号(2017/03/10発行)7面

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