半年で54.5万の質問、横浜市「イーオのごみ分別案内」

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半年で54.5万の質問、横浜市「イーオのごみ分別案内」

2017年09月29日

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横浜市のチャットボット「イーオのごみ分別案内」が話題だ。ネット上で横浜市資源循環局のキャラクター「イーオ」が、会話形式でごみ分別に関する質問に回答。3月から開始し、半年で約54万5000回の質問があった。

ネット上での会話の様子

ネット上での会話の様子

爆発的ヒットの要因は2つ。1つ目は手軽にごみ分別の情報を知れることだ。同局HPのイーオのアイコンをクリックすると入力画面が現れ、そこに捨てたい物を入力すると即座に捨て方の返答がある。例えば「テレビ」と入力すると、イーオから「捨て方は、家電リサイクルだよ。出し方の詳細は、こちらを参照してね」と返答がある。自分で検索する手間が省けるため、煩わしさを感じることなく情報が得られる。2つ目はごみ以外の質問にもイーオがユニークな回答で対応をしてくれることだ。例えば「夢」と入力すると、「『人として生まれたからには、太平洋のように、でっかい夢を持つべきだ』って龍馬は言ったよ」と、抽象名詞にも哲学的な返答をしてくれる。「多くの人が親しめるよう、遊び心を入れました」(江口洋人課長)

イーオ

キャラクター「イーオ」

2万語以上に対応する横浜市資源循環局のデータとNTTドコモのAI技術がタッグし、共同実証実験が実現。同実験は9月末まで。

横浜市資源循環局3R推進課 江口洋人課長横浜市資源循環局3R推進課 江口洋人課長

424号(2017/09/25発行)5面

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