きものやまなか、ママ振袖リメイクサービス

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きものやまなか、ママ振袖リメイクサービス

2018年02月01日

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母から娘へ着物受け継ぐ

創業152年の呉服店きものやまなか(愛知県名古屋市)は、成人式のシーズンに合わせて「ママ振袖リメイクサービス」を実施している。

左がリメイク後。母から娘へ引き継がれる左がリメイク後。母から娘へ引き継がれる

このサービスは、母の振袖をリメイクし、成人式を迎える娘に引き継ぐというもの。リメイクではサイズ直しやクリーニング(しみ抜きなど)を行う。年々依頼件数は増え、近年は260件程のリメイクをしている。

昔の振袖は最近のコスト重視の振袖と異なり、概して生地の品質が高い。また、レンタルと違い式場で柄が被らず、個性が演出しやすいことも人気を後押ししている。

「母の振袖は、祖母にとっても思い入れがあるもの。一つの振袖を通じて祖母・母・娘と3代に渡り思い出を共有できることから、お客様に喜んで頂いています」(山中邦彦店主)。

振袖のリメイクの他に、店主が小物のコーディネートも提案。振袖のリメイクと小物類一式を揃えて、トータルで14万〜15万円程になる。全て新品で揃えた場合の同店の相場価格は40万円。リメイクにより半額以下となり、経済面でも好評だ。「場合によってはレンタルよりも安く済むこともあります」(同店主)。

きものやまなか 山中邦彦店主きものやまなか 山中邦彦店主

432号(2018/01/25発行)6面

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