ひと工夫レポート gREEN DOT PAL店、 自分達でお直し古着への造詣深める

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ひと工夫レポート gREEN DOT PAL店、 自分達でお直し古着への造詣深める

2018年03月16日

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人が集まるところには必ず理由がある。どんな工夫を凝らしているのか。今回は新品と古着販売店などをレポートする。

余り布で作成したショップバッグ余り布で作成したショップバッグ

カントリー調の古着を多く取り扱うgREEN DOT PAL店(東京都杉並区)では、店員が店内でメンテナンスしている。お客がいない合間を利用し、お直しやアイロン仕上げ、洗濯をおこなっているという。

多い時は1日10着前後直している。売れた商品の数だけ店内に補充する為、日により直し枚数は異なる。

自分達で手掛けることで、古着への造詣がより深まり、知識や技能を高め合えるという。

メンテナンスには、工程がいくつかある。バイヤーから届く荷物を都度開封し、ダメージの有無を確認。それから、ダメージの有る物と無い物を仕分ける。ダメージがある物は、直しの袋へ入れる。ダメージは無く、シミ・ヨゴレがある物は、洗濯にかける。

「古着屋さんは、服飾学校に通っていないと働けないと思っていました。社内の先輩から直しの方法を教えて貰ったおかげで、技能を上げる事ができました」(野上麻衣店員)。

一度技能を覚えると他の直しにも応用がきく。覚えて活用する事が面白い為、難しい事も楽しく取り組んでいるという。

ダメージの酷い物は、丈を大きく切ってしまう。その余り布を使用し、お客に商品を包む袋にリメイク。同店は状態の良い古着を買い付ける様、心がけている。

gREEN DOT PAL店 野上麻衣店員gREEN DOT 野上麻衣店員

DATA
住 所 東京都杉並区
立 地 商店街
タイプ ブランド古着
売り場 10坪
客 層 10〜30代女性

435号(2018/03/10発行)13面

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