【最先端インタビュー】おお蔵 古賀清彦社長、真贋をやる意味ある

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【最先端インタビュー】おお蔵 古賀清彦社長、真贋をやる意味ある

2018年08月05日

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最先端インタビュー

100%的中せずとも
真贋をやる意味ある

中古業界を悩ませる偽ブランド品。鑑定技術を磨いても偽造技術も向上し、いたちごっこが続いている。そんな中最新技術を用いて、一般消費者も利用可能な真贋鑑定を提供するのが日本ブランド品鑑定協会(JBIAA)だ。その取り組みについて、JBIAAの運営窓口、おお蔵の古賀清彦社長に話を聞いた。

P1 おお蔵 古賀社長.jpg

おお蔵
古賀 清彦 社長


―設立の経緯は。

古賀 きっかけは佐賀で化粧品の成分分析をやっているブルームさんでした。他にも成分分析技術を応用できないかということでブランド品の真贋をやろうとされていて、銀行を通じ当社にたどり着きました。そこで一緒にやろうとJBIAAを設立しました。実は当初B向けのサービスにしようとしたのですが、今はC向けが9割以上を占めています。

―成分分析技術と、鑑定の組み合わせということですか。

古賀 はい。ステンレスが使われている物については、金属の成分分析で本物と比較します。データベース化した過去のおお蔵の在庫、数万点のデータと比較します。加えて、バイヤーの審美眼、時計の振動数チェッカーも組み合わせています。成分判定をして本物と一致したものについては鑑定書を発行します。バッグなどでも金具で判定が可能。それ以外の物も審美眼のみで判断する場合もありますが、その場合鑑定書は出していません。また、成分判定ができる材質の物でも、データ不足などで鑑定書を出せない場合もあります。鑑定を受けるのは平均月30件ほどで、1件1~3点だと考えると月100点ほど。年間1200点ほどになります。

―他の団体では鑑定書を一般的には出していませんよね。本物に出した鑑定書が、偽物につけられて販売されるなどの不正利用への対策については。

古賀 高級時計などについては、シリアルナンバーがある物が多いため心配していません。偽造品にはシリアルナンバーが全て同じという物も多く、これだけで判断がつくこともあります。バッグなどについてはシリアルナンバーがないため懸念はあります。

―鑑定に持ち込まれる商品はどんな物が多いでしょう。

古賀 ハイブランド以外は基本的にお断りしています。実際に持ち込まれるのは時計が半分以上、次にバッグです。多いのはカルティエウブロなどの高級時計です。

―審美眼だけの鑑定で鑑定書を出すのは難しいのでしょうか。

古賀 非常に精巧な偽造品だと私たちがルーペで見ても「おや?」というものもある。審美眼だけでは鑑定書は出していません。あくまで当社基準で純正品に準ずると判断した旨を書面で伝えるにとどめています。

―最新技術も合わせると鑑定は100%当てられますか。

古賀 やはり100%とは言い切れません。なので、国などの公的な機関などで大々的に行うには厳しいかもしれない。民間の一機関だからできている部分が大きい。ただし、今のところ鑑定ミスでのトラブルといった事態には至っていません。

―それでも鑑定を行う理由は。

古賀 例えば9割で当たるならそれなりに確率は高い。100%でなければ使わないというのは違うと思う。100%とは言えなくてもある程度偽造品を排除できるなら使っていく、やっていく意味はあると考えています。

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