《査定のジカン》電材センター中古市場、未使用電材を業社買収 新品売価の20%で査定

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《査定のジカン》電材センター中古市場、未使用電材を業社買収 新品売価の20%で査定

2018年10月03日

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《査定のジカン》

電材センター中古市場
(一成電気設計事務所・東京都)

他の小売店にはない「買取査定」。今回は、電材センター中古市場に手法を聞いた。

未使用電材を業社買収
新品売価の20%で査定

Q.業態と取扱商材

A.電材センター中古市場は、一成電気設計事務所(東京都大田区)が運営。インターネット販売のみ行っている。取扱商材は、照明器具、建材、電線ケーブルなど。取扱種類は、6万種類。取扱商品点数は12万点程。

査定の時間_1.jpg▲未使用の電球など工事業社から買収

Q.取扱件数

A.月70件。工事会社や問屋から買取している。例えば、工事業者が多めに1000個購入したが、実際に使用したのは950個。このケースの場合、使わずに残ってしまった50個を買取している。



Q.買取価格を決める基準

A.インターネット等で掲載してある新品市場最安値の20%の価格で買取。例えば、新品価格1000円の電球を買取する時、
買取価格は200円。これは、買取依頼を受ける度に商品1つ1つチェックしている。



Q.会社の特徴

A.5年前に販売していた物、生産中止になった物などを取り扱う。利用したお客の中には、25年前に生産された物を探した所、同店にあり、喜んでくれたこともある。



Q.他社にはない工夫

A.自社で解決する商品管理システムを作り、ミスやトラブルを減らした。4年前から、商品を1点ずつバーコードで管理できる
様にしたという。「10年前、買取の査定や商品管理等、全て手作業で確認してまし た」(高橋一直代表)。

査定の時間_2.jpg▲倉庫には、自社で解決するシステムがある

●会社概要
●会社名:一成電気設計事務所
●所在地:本社(東京都大田区)、加須物流センター(埼玉県加須市)
●創業年:1989年(平成元年)12月
●代表取締役:高橋一直
●事業内容:電気設備総合工事店。電材の買取販売以外にも、電気制御回路の設計施工や、古美術骨董品販売、
時間貸しの駐車場の運営コンサルティング等を行っている。

第448号(2018/09/25発行)12面

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