浜屋、中古機器マケプレのエニブルと提携

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浜屋、中古機器マケプレのエニブルと提携

2018年11月27日

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3-A①.png▲エクイップのトップページ

中古機器マケプレのエニブルと提携
1万の回収業者網を活用

中古輸出最大手の浜屋(埼玉県東松山市)が10月末、中古機器のB2Bマーケットプレイス「エクイップ」運営
のエニブルと資本業務提携を発表した。浜屋は顧客である、1万事業者の流通網を活用した新たな事業分野の模索に動き出しており、その第一弾の取り組みとなる。ITなど同社の未開拓分野の知見を持つ企業とのアラ イアンスを進めていく考え。


エクイップは工場や現場で利用される計測器や測定器などを、事業者間で売買・レンタルできるWEBサービス。工場等で使用されずに滞留している高単価な業務用機器の流動化を目指し、4月から開始している。
両社が多くの休眠機器があると想定するのは、浜屋の顧客である回収事業者が多く接点を持つ工場や学校、研究機関など。この流通網とエニブルのマーケットプレイスやITの知見を活用することで、新たな売買のルートを構築できるというのが今回の提携の狙いだ。


エクイップ上の取引が増えれば市場の データが蓄積され、これまで見えなかった中古機器市場の更なる可能性も生まれるとしている。マージンや提携の仕組みなど詳細は今後詰めるという。まずは顧客である回収事業者のヒアリングを進める。1月にはβ版のサービスを発表する見通しだ。今回の提携によりモノだけでなく情報もこれまで以上に集積することが見込まれる。新たな市場を開拓する足 がかりにしていく。「まずはエニブルさんと成功体験を作りたい」(小林一平部長)。

aa.jpg▲小林一平部長

第452号(2018/11/25発行)3面

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