バリューブックス 古本アウトレット、1冊50円から販売

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バリューブックス 古本アウトレット、1冊50円から販売

2018年11月29日

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5-A①.JPG▲アウトレットの価格帯。店内には「ワンピース」のコミックなど

1冊50円、古本アウトレット
古紙回収からの救出図る

古本のネット販売や寄付活動を行うバリューブックス(長野県上田市)がアウトレット事業に乗り出した。
バリューブックスラボ」の名称で実店舗を開設し、1冊50円から販売。ネット再販できず古紙回収に流していた古本から一部を厳選し、新たな活路を見出す。


同社では1日2万冊以上の古本を全国から集めている。そこから、アマゾンでの取引相場を見てネット需要
が乏しいと判断したものや、汚れや日焼け等のダメージがひどいものを古紙回収処分に回す。それが約半数を占め、従来同社がそのコストを負担している。同社は今年8月にバリューブックスラボを立ち上げた。


上田市内に自社保有していた建物で、昨年5月より"図書館"として打ち出していたスペースの一画をアウトレット売場にリフォーム。「公的に背取りができる場」(レスキューチーム 広報PR 原悟氏)としても認めており、法人・個人問わず、土日のみ店頭販売を行っている。


「破格の安さなので商品の動きは速い。購入していった業者には、『うちで売るなら、ざっとまとめて5万~6万円』と話す方も。ネット販売できなくても、リアルの売場でなら、本のままの形で循環できる古本はまだまだあります」(原氏)

5-A②.JPG▲レスキューチーム広報PR 原 悟氏

第452号(2018/11/25発行)5面

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