LIFEが法人在庫買取始動、物量確保へ

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LIFEが法人在庫買取始動、物量確保へ

2018年12月30日

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6-A①.png▲メンズ古着に強いLIFEは楽天等でネット販売

法人在庫買取始動、物量確保へ
複数店展開を視野

LIFEの屋号でブランド古着等をネットと実店舗1店で販売するTGM(宮城県仙台市)が、物量の確保を狙い法人在庫買取事業に本腰を入れ始めた。同社は複数店展開を視野に入れている。同社はメンズ古着を中心とした実店舗「LIFE仙台一番町本店」を運営し、売上は月商ベースで300~500万円程度。また、ブランドバイヤーの名称で打ち出している宅配買取サイト等、30超のブランド特化型買取サイトを展開。

ネット販売では楽天やヤフー!ショッピングによるものが95%程を占める。同社は一昨年12月に仙台市内で2店舗目を出店したが、「ネットと実店舗の併売システムの運営が上手く回らず」(田上悠喜社長)、開設8ヵ月程で閉店した。しかし売上は月商ベースで本店を上回る勢いで推移していた。

6-A②.JPG田上悠喜社長

「近隣にパタゴニアの直営店があるなどアパレル店がひしめき合い、ファッション感度の高い客層がよく集まっていた」と感触を確かめた様子。複数店展開において物量の確保が課題と見た同社は、今期より自社HPを刷新し新品アパレル事業者等からの在庫買取サービスを受け付ける体制を強化した。「春夏シーズンの単月売上は秋冬と比べ4割減に落ちる傾向がある。その対策とも考えている」(田上社長)まずは仙台市内での複数店展開を視野に入れ、来期中の実現を目指す。

第454号(2018/12/25発行)6面

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